~凍結療法から凍結手術へ~
クライオサージェリー【凍結手術(無麻酔)】
一般的な液体窒素や窒素ガスによる冷凍療法は小さな良性の腫瘤を超低温で凍結させることにより除去する治療法です。皮膚の腫瘤の発生は非常に多い反面、高齢の動物や様々な疾患により麻酔のリスクが高い場合があります。そのような場合、麻酔なしで処置ができるクライオサージェリーを実施しております。以下に当院で実施したクライオサージェリーの症例写真をご紹介させて頂きます。基本的スタンスは診断・外科切除(切除可能なものは)になりますがオプションの治療としてご提案しています。転院の必要はありませんので腫瘤除去のみでもご利用ください。
クライオサージェリーにむいているもの
- 皮膚に突出している
- 単一の腫瘤(複数でも実施することあり)
- 高齢、他疾患により麻酔のリスクが高い
- 他の選択肢がないなど
クライオサージェリーにむかないもの
- 乳腺腫瘍(基本的に除去できないが減容積・感染の制御は可能)
- 皮下に存在している
- 皮下に浸潤している
- 悪性腫瘍(浸潤性)など
- 再発を繰り返している腫瘤など
症例紹介
症例
ミックス犬背側に発生した腫瘤(大きさ4cm大)
難易度 ☆☆☆
ミニチュアダックスフンド肛門に発生した腫瘤
難易度 ☆☆☆☆
小型ミックス犬左臀部に発生した腫瘤(大きさ約2.5㎝大)
難易度 ☆☆☆☆
中型犬左胸壁に発生した大型の腫瘤(大きさ7.5㎝大)
難易度 ☆☆☆☆☆
ゴールデンレトリバー
左臀部に発生した腫瘤(皮下にも腫瘤が触知される/大きさ6.0㎝大)
難易度 ☆☆☆☆☆☆☆